ブラマ種の鶏は100年以上前にインド～中国から欧米に渡り、採卵・肉用の兼用種として多数飼育されていた時代がありますが、生育に時間がかかり飼料代もかさんで採算に合わないため、現在では大規模養鶏場では飼育されなくなり、主に欧米や中東諸国で採卵用に小数羽で飼育されているようです。人に慣れやすく、おとなしい性格なので愛玩用として世界中で人気があり、日本国内でも少なからぬ愛好者の方がいらっしゃいますが、国内で食用卵として販売されている例は見掛けません。平飼い養鶏では、弱い鶏が強い鶏にクチバシで攻撃されて傷ついてしまうツツキの現象が悩みの種ですが、穏やかなブラマではこのツツキが少ないのではないかと期待して繁殖の試みを重ねています。これまでのところ期待通りツツキはみられず、平飼い養鶏に最適な種の一つと感じています。ブラマには羽の色のパターンが異なる多くの亜種がありますが、亜種によって卵の外観に違いはなく、殻の色は市販されている赤玉に近く、体が大きい割に卵の大きさは通常のM～Lサイズで、格別に大きいわけではありません。飼料は、当農園のアローカナや烏骨鶏同様のものを与え、平飼いで雌10羽に対し雄2羽以上で飼育しています。愛好家の方からは特定の亜種の有精卵のご希望をいただくことがありますが、メルカリでは食用卵として販売しますので、有精卵の亜種の指定には応じられません。採卵当日～翌々日までに発送させていただきますので、無洗卵での発送ご希望の場合は、購入と同時にメッセージでお知らせください。なお、洗卵しない場合の食用卵の販売は保健所への届け出や許可は不要で、洗卵については保健所の許可を得ています。賞味期限は、採卵日から14日とさせていただいています。写真２枚目の鶏は、向かって左から、ブラマ（パートリッジ）の雄、日本でも多く飼育され一般的なボリスブラウンの雌、そしてブラマ（ライト）の雌です。ブラマの大きさがおわかりいただけると思います。写真３枚目&４枚目は混合飼育している孵化後3カ月程度のブラマの雛です。５枚目はブラマ（ダーク種）の雄雌、６枚目はホワイトブラマの雄とブラックブラマの雌です。