●真言解説書が付属します。●孔雀明王は、あらゆる厄を払い、病、災難を取り除くとされています。また、毒蛇を食べる吉鳥である孔雀と同様に、人間の煩悩を象徴する三毒（貪り、怒り、愚痴＝無知の心）を喰らうとされています。孔雀明王の一番の特徴は、明王のなかでただ一人だけ、忿怒の形相ではなく、穏やかな表情をしています。菩薩の相に近く、孔雀明王菩薩とも呼ばれます。いかなる毒を喰らおうとも、穏やかな表情で、美しい姿をしている孔雀は、修行僧や修験者の目指すべき姿でありました。●梵字・種字梵字は神聖な文字であり、霊的パワーを発するとして、日本の仏教界（特に密教）では大切にされて来ました。 その梵語の霊能力を秘めたモノに種字（しゅじ）があります。種字とは、仏尊を梵字の一字か二字で表したものです。種字はある意味では、仏尊の像よりも強い霊的パワーを発揮すると言われています。◆孔雀明王の梵字種字 「マ」●密教で有名な僧侶、役小角（えんのおづぬ）が「孔雀明王の呪文」をもって修行し、神通力や空中飛行などの超能力を体得したことでも特に有名です。役小角の出自である賀茂氏は多くの陰陽師、密法者、霊能者を輩出した家柄です。役小角は幼い頃から天才的な能力を発揮していました。17歳で山岳修行者の道を選び、家を出ます。修験修行に明け暮れる中、役小角は朝鮮からの僧に『孔雀明王教法』を授けられ、30年の月日を費やし、『孔雀明王教法』を会得しました。役氏（役君）は三輪氏族に属する地祇系氏族で、加茂氏（賀茂氏）から出た氏族でした。賀茂始祖伝によりますと、一族は宮崎県の高千穂に住んでおり、賀茂建角身命（たけつぬのみこと）の代に天皇より八咫烏（やたがらす）の称号を与えられました。●孔雀明王法は、密教の呪法の中でも最も強力なものの一つとされ、呪力を用いれば、神々だけでなく夜叉・鬼類もその人を守護、災厄を除くとされます。●孔雀明王のご真言孔雀明王の真言を唱えていれば、若返り、延命に霊験があるとも伝えられています。（ハートチャクラに作用）身体健全、心願成就、心身堅固、寿命長遠、病気平癒の御利益を望む方は、胸の前で「孔雀印」を結び、雀明王真言を唱えて下さい。●越前和紙使用12✕6cm（名刺サイズで製作可能）