ビクターの天然木キャビネットにマークオーディオのドライバーを搭載した、コンパクト8cmフルレンジスピーカーです。
以下の整備を施しています。・ ドライバーの交換・ バインディングポストの交換・ 配線の引換え・ 吸音材の追加・ キャビネットのカラー変更・ ダボの交換・ 前面ネットの洗浄
ドライバーをMarkAudio「CHN519」に換装しています。ユニットは新品です。キャビネットはビクター「SP-FS1」。ヨーロピアンチェリー無垢材を使用した小型ブックシェルフ。
背面コネクターは、バナナプラグに対応するポストに換装しています。
内部配線は、Beldenの「STUDIO 708EX」に引き換えています。
吸音材として、新たにフェルトシートを追加しています。
外装のカラーを暗いブラウンに変更しています。ステイン→サンディングシーラー→1液形ウレタンクリア仕上げ。
前面ネット取付け用のダボを、樹脂製から木製に換装しています。オリジナルよりもやや長めにし、ネットの脚がバッフルから少し浮くようにしています。（写真2枚目右上）
前面ネットは、石けんで洗浄しています。
------
キャビネット外観は、仕上げの塗替えにより傷はありませんが、ウレタンの塗りムラが少しあります。
底面にフェルトパッドを付けています。（写真6枚目右下）
サランネットは、若干ほつれがあります。（写真2枚目下）
------
界隈では有名なキャビネットに、これまた昨今界隈で人気のフルレンジドライバーを搭載してみました。
メタルコーンとダブルマグネットによる活き活きとしたドライブと、クセの小さい周波数特性が特徴。バスレフ型で、低音は65Hzあたりが持ち上がりますが、小容積ですので量感はそれなり。それでも、このコーン径としては出ているほうです。
外装は、芯材独特のレッド系からウォルナット風のやや枯れた風合いにカラーチェンジ。メタルコーンが映えるとともに、家具としての主張も控えめになっています。
------
主な定格CHN519・ 再生周波数帯域：106Hz～25kHz・ 入力：7W（MAX14W）・ 出力音圧Lv：85.6dBSP-FS1・ 寸法：W120 ｘ H157 x D170 mm（突起部含まず）・ 重量：1.2kg