ロッホローモンド蒸留所の2世代前のインチマリン15年オールドボトルです。 早速の風味です。 桃、マンゴー、ドライメロン等、様々なフルーツやシナモンの優しい香り。 味も、洋ナシ、ネクタリン、りんご、黄桃等のフルーティーさを感じ、同時にハチミツや麦芽の甘味、そしてナッティーさとスパイシーさもあり、心地よく長い余韻。 やはり12年に比べると、アルコール感がこなれています。 ロッホローモンド蒸留所は、最近になって日本でも知られる存在になりました。 しかし商品構成を知らない方や、分かり難いと思う方も多いと思います。なぜなら、複数のブランドを出し、最近は商品の再構成もしているからです。 この蒸留所は7つ（今は8つ？）のブランドを出していて、その一つにロッホローモンドもありました（もちろん、このインチマリンも）。 ところが、2021年にロッホローモンド　インチマリンのように、ロッホローモンドを頭に付けるように、ロッホローモンドにブランドを統一したものの、ロッホローモンドを付けないブランドも残り、それが分かり難い原因になっていると思っています（自分は最初、インチマリンが無くなるのだと思っていました）。 今回出したインチマリンは、味はもちろんボトルデザインも良く、前回出したアンノックと同様に、飾って絵になるボトルです。その為、このボトルの終売が発表された時には、周りでも慌てて購入した仲間も多かったくらいなので。 ちなみに、個人的にボトルへの直書きで美しいと思うのは、これと、ストラスアイラ旧ボトル、ボウモア旧ボトル群あたりです。 ウイスキーではあまり直書きボトルを見ませんが、ラベルを貼るのに比べると、やはりコストがかかるのでしょうか？そうなると余計貴重なボトルだと思います。 もちろん味が一番重要ですが、美しい（楽しい）ボトルも、購入するモチベーションになるので重要だと思っています。 楽しいボトルで言うと、断トツで遊び心満載のアードベッグデー限定ボトルです。 毎年、面白いコンセプトと、それに伴う味・デザインを楽しみにしています。 話しを戻しますが、この機会に終売となったインチマリン15年オールドボトルをこの機会にいかがでしょうか。 未開封・箱あり・700ml・46％